あらびき黒胡椒香る 焼き餃子(セブンプレミアム)

セブンプレミアムの焼き餃子はネットで評判になるほど美味しいか?

クチコミサイトやtwitterなどで「あらびき黒胡椒香る 焼き餃子(セブンプレミアム)」が評判になっているようです。クチコミサイトでは「コスパが良い」とか、「肉汁がジュワー」とか書かれていましたが、残念ながら私はそう思えません。もちろん、良い点もありますが、買った後で後悔しないためにも、まずはココでチェックしておきましょう。

商品データ

【原材料名】野菜(キャベツ、たまねぎ、にら、にんにく)、食肉(鶏肉、豚肉)、豚脂、ごま油、発酵調味料、食塩、ゼラチン、オイスターソース、ホタテエキス調味料、チキン風味調味料、香辛料、皮(小麦粉、なたね油、粉末状小麦たん白、でん粉、食塩、大豆粉、しょうゆ、砂糖、脱脂粉乳、卵白粉)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、グリシン、カゼインNa、レシチン、キシロース、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

【皮の率】55%
【本商品に含まれているアレルギー物質】
(特定原材料及びそれに準ずるものを表示)
卵・乳成分・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン

あらびき黒胡椒香る 焼き餃子(セブンプレミアム)

特徴
・驚異の税込108円
・5個入 / 85g / 174kal
・調理済み冷凍食品(レンジで温めるだけで食べることができる手軽さが魅力の餃子)
・全国のセブンイレブンで購入可

コストパフォーマンスは特に悪くないが…

セブンプレミアムの焼き餃子は5個入りで税込108円です。コンビニの冷凍ギョウザの中でもとにかく安い。ただ、一つ一つが小さい(約17g)ので、量は多くありません。17gの餃子は一般的に小さな部類にあたります。しかも具が少ないので、この餃子は「ほぼ皮」。パッケージに裏には「皮の率 55%」と記載がありますので、気になる方はチェックしてみてください。

例えば、セブンイレブンのお惣菜(冷凍庫ではない)コーナーに「もっちりジューシー焼き餃子」という商品がありますが、餃子の大きさは約二倍(約33g)あり、同じく5個入りで税込230円になります。価格も量も約二倍の商品ですが、明らかに味は上なので、満足度を含めると「もっちりジューシー焼き餃子」の方を強くお勧めします。もちろん、こちらもレンジで温めるだけのタイプで、タレとラー油が付いています。セブンプレミアムの焼き餃子には、タレとラー油は付いていません。

また、まいばすけっとなどのスーパーで「大阪王将 羽根つき餃子」という餃子が売られていますが、こちらは税込199円で294g(約3.5倍)です。ご自身で焼いたり、揚げたりする必要はありますが、コストパフォーマンスで言えばこちらが圧倒的に上です。

気になるお味は?

具はキャベツがメインで、お肉は少なめです。原材料に鶏肉と豚肉が記載されていますので、おそらくこれらの合い挽き肉が入っているはずですが、実際に食べてみてもあまりお肉の旨味やジューシー感はありませんでした。安いので仕方ありませんね。カロリーも控えめですし、悪いことばかりではありませんが。

口元へ運んだときに、餃子らしい香りはします。ニンニク臭は控えめですので、臭いの気になる方にはメリットでしょう。ただ、パッケージに「あらびき黒胡椒香る~」と書かれていますが、正直言って、あまり香りませんでした。

また、すでに焼いてある餃子なので、レンジで温めてもパリパリした食感は期待しないでください。この餃子の魅力は、あくまで「レンジでチン!で食べられるお手軽さ」なのです。温め直した餃子ですから、パリパリでもサクサクでもありません。モッチリ系の餃子が好きな方向けですね。

全体的な評価としては、「不味くはないが、美味くもない」といったところです。私もこれまでに多くの餃子を食べてきて、途中で食べることが苦痛になるほど不味い餃子もありました。セブンプレミアムの焼き餃子は、値段の割に、そこまで不味くはありません。普通に食べられます。

ただ、友人や家族に「美味しいから食べてみて」とは言えません。不味くはないので、自分一人で食事をするときには「簡単で便利だし食べてもいいかな」という感じです。

最大の魅力は、お手軽さ

セブンプレミアムの焼き餃子の最大の魅力はコストパフォーマンスや、味ではなく、お手軽さでしょう。他の餃子ではマネのできないお勧めの食べ方を二通りご紹介します。

お弁当のおかずに最速

まずは、お弁当のおかずにピッタリ。5個入りですので、お弁当箱へ2~3個入れてあげるだけ。後はプチトマトなり、卵焼きなり、他のおかずを入れてあげてください。お昼ご飯の時間になれば、自然に解凍されている頃でしょう。すでに調理済み(焼いてある餃子)ですし、レンジで温める必要もありません。しかも、ニンニクの匂いは弱い方ですから、口臭も気にしなくて大丈夫。

また、余ったら冷凍室に戻しておいて、来週のお弁当に使えます。まさに、お弁当用の餃子と言っても過言ではありません。肉も野菜も入っている餃子は栄養バランスも悪くありません。朝の忙しい時間に、少しでも時短ができる最速のおかずになってくれます。

カロリーなんて気にしない!漢の餃子ラーメン

大盛のカップラーメンでも物足りない方限定で推奨。作り方は至って簡単です。カップヌードルBIG(しょうゆ味)の封を開け、セブンプレミアムの焼き餃子を2つ入れて、熱湯を注ぐだけ。餃子は勝手に解凍されます。カップヌードル単独では辿りつけない満足感が漢の胃袋に轟くことでしょう。

おそらく、この餃子はカップヌードルに入れて食べるのが最も適していると思われます。早い・安い・注ぐだけ。「カップ専用ギョウザ」として価値があります。

ギリギリで3個までは入りそうな感じですが、5個全部はムリです。凍った餃子を入れるわけですし、入れ過ぎてもお湯が冷めてしまいますから、2個までが妥当です。余った分は二杯目に持ち越しましょう。

東京都の一部と、新潟、北陸では「国産のお肉と野菜を使った レンジで焼き餃子」という似た商品が「あらびき黒胡椒香る 焼き餃子」の代わりに売られているようです。価格は30円ほど高い分、少し大きい餃子が入っています。あまり違いはないと思いますが、都内へ行ったときに見つけたら買ってみますので、違いがあればレビューします。

お鍋の具にも

餃子鍋の具として使っても便利。レンジも必要ありませんね。たっぷりの白菜や春菊と一緒にお鍋に入れるだけで立派なお鍋に。ご家族の人数に合わせて2、3袋入れてもいいですね。エノキや春雨もお勧めです。

この餃子は、焼きたてのものと違ってパリパリした食感はありません。でも、鍋の具にすることで、その欠点を消すことができます。とにかく簡単ですから、今夜はポン酢で餃子鍋なんていかがしょうか。